Ap ( Appassimento )'23

Ap ( Appassimento )'23/Fattoria AL FIORE

タイプ:赤ワイン
産地 :宮城県川崎
品種 :山形県上山産マスカットベーリーA10%
容量 :750ml
度数 : 15%


ソムリエールコメント
ドライフルーツやチョコ、甘系スパイスの香りがふんわりと。
口当たり、味わいともに柔らかで、心地よく喉を通ります。
意外にも味わいはドライで、びっくりすること間違いなし。
そして驚くのはアルコール15%!ということ。
全く感じさせないバランスのよさ、魅力です!!!


生産者さんより
Type _ Red
Grape variety _ Muscat Bailey A 100%
Farmer _ Hayato Suzuki
Origin _ Kaminoyama, Yamagata
Alcohol _ 15.0%
Production _ 849 btls
Vinification _ Wild yeast, No sulphites, Additive free, Unfiltered
Winemaker _ Hirotaka Meguro

⸻
Apは、イタリア・ヴェネト州で造られるAmarone(アマローネ)の伝統的な製法
から着想を得て、日本の葡萄で私たちなりの表現を試みた特別なワインです。
最初に仕込んだのは2020年。
山形県上山市で育ったマスカット・ベーリーAを収穫後すぐには仕込まず、時間を
かけて陰干しすることで葡萄の水分を抜き、果実そのものを凝縮させる
Appassimento(アパッシメント)という方法を取り入れました。

初めての試みでしたが、マスカット・ベーリーAの普段とは異なる表情を引き出
すことができ、とても印象深いワインとなりました。
そして3年後の2023年、もう一度このワインを仕込むことにしました。
今回使用したのは、山形県上山市の鈴木隼人さんが育てたマスカット・ベーリー
A。収穫した葡萄を約4カ月間陰干しし、水分がゆっくりと失われていく中で、糖
分だけではなく、酸や果実の旨味、香りまで凝縮させていきます。
その葡萄を全房のまま約2カ月間醸し発酵。その後やさしくプレスし、大樽で約1
年間熟成しました。さらにボトリング後、約2年間瓶内でゆっくりと休ませてから
のリリースです。
凝縮した黒い果実、ドライプルーンやレーズンを思わせる香り。熟成による複雑
さと厚みがありながら、残糖に頼らず、味わいはしっかりとドライに仕上げてい
ます。
アルコールは15%。しかし単純な力強さを目指したワインではありません。
陰干しから醸し、樽熟成、そして瓶熟成まで、葡萄に長い時間を与えることで生
まれる奥行きと、マスカット・ベーリーAという日本の葡萄が持つ、いつもとは
違った表情を楽しんでいただけたらと思います。
2020年から3年。
私たち自身のワイン造りも変化する中で、改めて向き合ったApの2回目のヴィン
テージです。
○味わい:ドライ無花果/ ダークチョコレート/ バニラ/ リコリス
○お料理:和牛のステーキ/ トリュフ料理/ 卵黄の醤油漬け
○楽しみ方:食後にワインバーで優雅に楽しむ
○グラスと温度帯:ボルドー型グラスで16度前後
○飲みきり:今〜2038年、抜栓から10日ほど



生産者情報
宮城県川崎町で2015年からワイン造りを続けている Fattoria AL FIOREさん。
「AL FIORE」は、代表・目黒浩敬さんが2002年に仙台市内で開かれたイタリアンレストランの名前で、日本語では「一輪の花」を意味します。予約が取れないほどの人気店だったそうです。

一輪の花がやがて種を落とし、花畑のように多くの人の幸せへと広がっていくように──
そんな願いが込められた「AL FIORE」という名前。その想いを次のステージへとつなぐ第一歩が、Fattoria AL FIOREさんのワイン造りです。
ワインを通して生まれるご縁を大切にし、仲間たちの活動を支え、応援できる存在でありたいと考えられています。

【レストランから畑へ】
目黒さんは24歳で独立し、約10年間レストランを経営。
野菜を育て、パスタは小麦から仕込み、豚を一頭丸ごと仕入れて生ハムを作るなど、素材の背景まで含めた料理に向き合ってこられました。

震災前にはワイナリー設立のための資金も集めていましたが、東日本大震災の際、その資金は炊き出しなどの支援活動に充てられました。その後さらに5年間働き、あらためて資金を貯め直し、ワイン造りをスタートされています。

「みんながやっていることはやりたくなかった」。
当時の宮城にはワイナリーもぶどう畑もほとんどなかったからこそ、この地で挑戦することを選ばれました。
また、限られた空間で表現し続けるレストランという場に、息苦しさを感じたことも、次の一歩につながっています。

【ワイン造りへの転機】
ある日、レストランに BEAU PAYSAGE の方が来店され、造っているワインを飲ませてもらったことが、大きな転機となりました。
その美しさに衝撃を受け、「これがきっかけだったかもしれない」と目黒さんは語られています。それまで日本ワインには、特別な関心はなかったそうです。

【畑と醸造への向き合い方】
現在、約2.5ヘクタールの畑の剪定をほぼ一人で行い、一本一本の樹と向き合っているAL FIOREさん。
大変な作業でありながら、その時間を「好き」と言い切れる姿が印象的です。
一方で、ボトリングのように「何も考えずにできてしまう工程」はあまり得意ではないとのこと。笑


醸造中は基本的に味見をせず、頭の中で組み立てながら進めるスタイル。
料理人時代から培ってきた感覚が、今のワイン造りにも生きています。

【川崎町という場所】
2014年、最初の畑を開墾した川崎町安達地区は、耕作放棄や過疎化が進んでいました。
「ここを人が集まる場所にできないだろうか」──そんな思いから農園を開き、ぶどうの樹を植え始めます。

ワイナリーは、廃校となった「川崎町立旧支倉小学校」の体育館を改修して使用。
校歌が残る壁、卓球台を作業台にした空間、下駄箱を再利用した棚など、体育館の面影を残しながらも、しっかりとした醸造施設として活用されています。

【これからのAL FIOREさん】
畑には多品種のぶどうが植えられており、目黒さんの「好き」が反映されたラインナップ。
イタリア品種がやや多めなのも、AL FIOREさんらしさです。

5年後、10年後には、自分にしかできない小さなワイナリーを築き、世界に名を知られるワインを造りたい──
そんな未来を見据えながら、日々ぶどうと向き合っています。

ぶどう農家さんへの深いリスペクトを忘れず、ぶどうそのものの美味しさをそのまま瓶に詰め込んだ AL FIOREさんのワイン。
飲むと自然と気持ちがやわらぐ、あたたかさのある一本です。


(HPより一部引用)

*未成年者の飲酒は法律で禁止されていますので未成年者に対しては酒類を販売致しません
販売価格 7,000円(内税)
型番 fattoria81

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