朱’25/GRAPE SHIP
タイプ:ロゼ微発泡
地域 :岡山県倉敷
品種 :岡山県倉敷産マスカット・オブ・アレキサンドリア77、シラー 22、小公子 1%
容量 :750ml
度数 :9.1%
ソムリエールコメント
アセロラのように甘酸っぱく、マスカット由来のフルーティーな華やかさも。
レモンのようなきゅっとした酸、ジュワッと広がる柔らかな旨み。
泡が抜けてもロゼワインとして美味しく楽しめますよ♡
生産者さんより
■ 味わい
色調はルビーのような色合い。バラやアセロラ、マスカットやベリーの果実の香りが広がります。昨年に比べて微弱な泡ですが、口に含むとドライな口あたりで甘酸っぱさと心地よい苦味が感じられます。時間の経過とともに香りがさらに豊かになり、心地良い酸味と果実の味わいがじっくりと堪能できるワインに仕上がりました。
■ 醸造法
マスカット・オブ・アレキサンドリアを房ごとタンクに入れ、約 2 週間マセラシオン(ぶどうの皮や種、果肉を果汁に浸して、色や味を引き出す工程)。2 日ピジャージュ(発酵途中に足や櫂などで攪拌し、ぶどうの成分を抽出すること)ののち搾汁したものにダイレクトプレス(ぶどうを破砕せず直接圧搾すること)し、発酵させたシラーと、マセラシオンしたシラーと小公子を加えロゼに仕上げました。その後瓶詰め、瓶内二次発酵。清澄剤・フィルター不使用。亜硫酸 ( 二酸化硫黄 ) 完全無添加。
■ ぶどうのこと
ぶどうの産地、倉敷市船穂町で有機農法で育てたマスカット・オブ・アレキサンドリア、シラー、小公子を使用しています。今年は梅雨時期の雨が少なく、猛暑も重なり人間にとっては大変な年でしたが、病害中の発生も少なく健全なぶどうが収穫できました。
■ ワインラベルのこと
ラベルのデザインは、私が生まれ育った倉敷市の港町、児島から見える朝日の光景です。デザインは、アートスペース油亀さんにお願いしました。偶然にも私の小中学校の同級生がここで働いていたことがきっかけで、このデザインは誕生しました。同級生は、この光景が見える児島の港(児島駅東口側の港)でよく朝日を見ていたそうです。
今回、ワインラベルの制作にあたり、ロゼワインの色を見てまっ先に思い浮かべたのが、瀬戸内海の島々の向こうから昇る朝日だったと教えてくれました。また、この港は私にとっても思い出深い場所です。船乗りをしていた私の父は、毎日ここから出航していたのです。「GRAPE SHIP」の仲間とワイン作りの旅へと出航した私を導いてくれる気がして、このラベルをみると果てしない航海への勇気が湧いてきます。
新たな年には、新しいことに挑戦する方も多いでしょう。門出や出発を寿ぐ際にぜひ飲んでいただければ嬉しいです。
■ 名前のこと
マスカット・オブ・アレキサンドリアに赤ワイン用の葡萄「シラー」を足すことで生まれた、このロゼワインにふさわしい名前は何なのか。悩みに悩んだ末に出てきたのが、この名前「朱」でした。漢字一文字の名前のワインは、少々珍しいかもしれません。でも、日本で育てた葡萄から生まれた日本のワインだからこそ、漢字でそのイメージを表現できればとずっと考えていました。朱色は不老長寿や魔を払う色として、神社仏閣や宮殿に使われてきました。このワインを手にとってくださった方への「健やかな時間を過ごして欲しい」という願いも託しています。いつか海を越えて様々な国の人々に味わってもらえたとき、「朱」という名前から日本のことを思い浮かべてもらいたいと思っています。
■ ワインのコンセプト
朝日は夕日。夕日は朝日。私達は同じ太陽を見ています。たとえどんなに遠く離れていても、同じ太陽の光の中で生きています。それは当たり前のことだけれど、その当たり前の日々を過ごせることは、奇跡なのかもしれません。このワインのラベルは、瀬戸内海の島々の合間をぬって昇る太陽がモチーフです。でも一方で、この太陽はどこかの国の夕日であり、またあるいは、お昼時の午後の太陽でもある。
世界中のあらゆる場所で、様々な姿を見せる太陽をモチーフにしているからこそ、一年の始まりにぜひ味わっていただけたらと願っています。
■GRAPE SHIPワインを美味しく味わうために
醸造では、ワイン本来の香りや味わいを最大限に引き出すため、「無濾過」で瓶詰めをしています。そのためボトルの中には大小の澱や濁りが含まれます。これらはワインに旨味が詰まっていることの印であり「美味しさが見える」状態であると言えます。大きい澱が多く見られるワインもございますが、すべてぶどう由来の成分や酵母が固着したもので、ご飲用いただいても問題はございません。
気になる場合は瓶底に静かに沈めて、澱が入らないようにゆっくりとグラスにワインを注ぎお楽しみください。
GRAPE SHIP のナチュラルワインは、製造から販売まで温度管理しております。お買い上げ後は気温の変化などによる品質の劣化を防ぐために、14 度以下の冷暗所で、ボトルを立てたまま保管するのがおすすめです。ワインセラーがないご家庭では、冷蔵庫の野菜室で保管すると、美味しく味わえる期間をより長く保つことができます。
生産者情報
【生産者さん紹介】
1980年、岡山県倉敷市生まれの松井一智さん。
関西にてフレンチレストランのシェフとして経験を積まれた後、料理とワインの探究のためフランスへ渡られました。現地でナチュラルワインと出会い、その奥深さに魅了され、造り手の道を志されます。
帰国後は、地元・倉敷市船穂町にて130年以上の歴史を持つマスカット・オブ・アレキサンドリアの栽培を学ばれ、2012年に新規就農🌱
2017年には、ナチュラルワインの醸造家として国内外にその名を知られる大岡弘武さんのワイナリー「ラ・グランド・コリーヌ」の立ち上げに従事され、ワイン造りの現場に深く携わられました。
その後、ワイン用マスカット・オブ・アレキサンドリアの収穫に成功し、2019年に初のナチュラルワイン「M」をリリース。2021年にはGRAPE SHIP株式会社を設立し、自社醸造を開始されています。
醸造所は木材を主軸とした温かみのある建築で、周囲の景観や自然に溶け込む佇まいを大切に設計されています。中二階構造を活かし、ポンプを使わず重力のみでワインを移動させる「グラビティ・フロー」を採用。ぶどう本来の魅力を損なわない、やさしい醸造を実践されています。
また、アートスペース油亀との協働により、剪定枝の灰を使った器やグラスの制作など、農と表現をつなぐ取り組みも継続されています。
【船穂の大地とマスカット・オブ・アレキサンドリア】
岡山県倉敷市船穂町鶏尾地区。
砂じょう土の水はけの良い土壌、雨が少なく日照量に恵まれた「晴れの国」岡山の気候は、古くから食用ぶどうの名産地として知られています。瀬戸内海を望む南向きの丘で育つマスカット・オブ・アレキサンドリアは、甘みと香りが凝縮された高品質な果実を実らせます🍇
近年、高齢化や後継者不足により耕作放棄地が増えるなか、使われなくなった温室を活用し、ワイン用ぶどうの有機栽培を開始。果実としても、ワインとしても価値のあるマスカット・オブ・アレキサンドリアの魅力を、次世代へつなぐことを使命とされています。
松井さんは大岡弘武さんがフランスで手がけていたワイン「LE CANON ロゼ・プリムール」を深く敬愛されており、そのワインに感銘を受けたことが、マスカット造りを始める大きなきっかけとなりました。
「LE CANON ロゼ・プリムール」のようなワインを作ること、そして作り続けること。その想いの第一歩として生まれたのが、「朱(SHU)」だそうです✨
【ワイン造り、マスカット・オブ・アレキサンドリアへのこだわり】
ワイン造りにおいて有機栽培であること、そしてぶどう以外のものを使わない醸造を何よりも大切に。日本では決して容易ではない選択ですが、その覚悟を持ってワイン造りに向き合われています。
マスカット・オブ・アレキサンドリアは、華やかで印象的なアロマを持つ品種です🍇
一方で、日本で栽培すると粒が大きくなりやすく、味わいが薄く単調になりがちな側面もあります。
そのため松井さんは、果実の凝縮度を高めた収穫を心がけるとともに、醸しなどの工程を通して、香りに負けない奥行きのある味わいを引き出すことを意識されています。
【これから目指すワインのかたち】
現在は軽やかなスタイルのワインが中心ですが、今後はしっかりとした白ワインや赤ワインにも挑戦し、リリースしていく予定だそう。
生産量が増えてきた際には、日常の中でより気軽に楽しめる1ℓボトルやバックインボックスといったスタイルにも挑戦してみたいとのこと✨
【ワインを手にとってくださる皆さまへ】
GRAPE SHIPは、マスカット・オブ・アレキサンドリアの産地でワイン造りを行っています。
岡山県でこの品種の栽培が始まってから、今年で140年。ワインを味わうひとときに、この土地やぶどうの歴史へ、ほんの少しでも想いを馳せていただけたら幸いです。
【ハナトシズクからのメッセージ】
岡山ではメジャーな品種マスカット・オブ・アレキサンドリアですが、まだまだ知らない方も多いのではないでしょうか?
そのまま食べてももちろん美味しい葡萄ですが、ワインにするとこんな味わいになるんだ…
きっと驚きの連続かもしれません✨
是非ゆっくりとマスカット・オブ・アレキサンドリアの魅力に酔いしれてみてください🍷
(HPより一部引用)
*未成年者の飲酒は法律で禁止されていますので未成年者に対しては酒類を販売致しません